映画に感謝を捧ぐ! 「ペンチャー・ワゴン」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジョシュア・ローガン監督の「ペンチャー・ワゴン」に  感謝を捧げようと思います。
ペンチャー・ワゴン [DVD]
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2015-05-13

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アラン・J・ラーナー&フレデリック・ロウのミュージカル  「ペイント・ユア・ワゴン」をもとにして作られた本作は  時代の潮流と伝統文化への愛・宗教的倫理と野性的本能がせめぎ合う  ミュージカル西部劇であります。  1960年代後半に衰退期を迎えた  王道系西部劇&ミュージカルが手を結び  アウトロー風味を取り入れながら突き進んていく光景は  私に「時代の過渡期」に生きる人々の思いと  男臭と上品さが混ざり合うことによって生じる化学反応を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (教訓劇+災害映画に舵を切りつつ  正統派西部劇&青春映画の香り漂う幕切れに向かう流れが  時代の変化に抗ってでも「我流」を貫こうとする人々を  象徴している点も見逃せません。)  まさに、アメリカ映画界の「伝統防衛隊」の一翼を担う  一作であると言えるでしょう。  L・マービン&C・イーストウッド+ミュージカルという  大胆不敵な発想と  アメリカ流大作映画の法則が融合する事によって  1960年代後半の「アメリカ映画事情」の一端を映し出した本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。