映画に感謝を捧ぐ! 「マイアミ・ホット・リゾート」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジョージ・パワーズ監督の「マイアミ・ホット・リゾート」に  感謝を捧げようと思います。   マイアミの観光ホテルに宿泊する  男2人が巻き起こす珍騒動を描いた本作は  緩やかにしてエネルギッシュな空間限定映画であります。  観光旅行にありがちな悪ふざけ&トラブルを  盛大に誇張しつつ  和やかに進行していくストーリー  ギャグ漫画&青春映画の香りキャラクター  いかなる状況にあっても脳天気さを保とうとする演出  観光地マイアミの風景が一体となる光景は  私に「ホテル」の持つ可能性の壮大さ  観光旅行の魅力&危険性  災難と笑い所を結ぶ「絆」の強さを  目の当たりにする機会をもたらしました。  (清々しいまでに「旅の恥はかき捨て」  「終わりよければすべてよし」精神溢れる幕切れが  観光旅行の「ファンタジー性」を体現している点も  見逃せません。)  まさに「ご当地ドタバタ喜劇」の雄と呼ぶに  ふさわしい一作であると言えるでしょう。  「怪我の功名系喜劇」の醍醐味と  映画の持つ「旅行要素」を象徴する本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。