映画に感謝を捧ぐ! 「メドゥーサ 禁断のリ・インカネーション」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はゴードン・ヘスラー監督の「メドゥーサ 禁断のリ・インカネーション」に
感謝を捧げようと思います。
ロードス島の一角で巻き起こる連続殺人を描いた本作は
多彩な顔を持つサスペンス映画であります。
観光旅行映画・ミステリー・愛憎劇・異常心理劇を網羅し
オカルトの領域にまで踏み込むストーリー&演出は
私に「娯楽的サービス精神」が上品に暴走する光景を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(場違いなまでに優雅な音楽と
恋愛悲劇とホラー映画が混ざり合ったかのような幕切れが
作品の多面性を高めている点も見逃せません。)
まさに「七変化映画」の歴史に輝く珍品であると言えるでしょう。
壮絶なる詰め込みぶりが
王道的なストーリーを「意外性」のある物語へと変化させる
現象に驚かされる本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。