映画に感謝を捧ぐ！　「大怪獣ガメラ」

ＳＦ 日本映画 映画
映画弁護人ＧＨＭ（西村哲也）です。 　今回は湯浅憲明監督の「大怪獣ガメラ」に 　 　感謝を捧げようと思います。 日本映画史に残る怪獣「ガメラ」の活躍？を描いた 　人気シリーズの１作目となる本作は 　冷戦時代と日本流娯楽大作精神を体現する 　怪獣映画であります。 　１９５４年の映画「ゴジラ」の流れを汲む 　ストーリー＆特撮から 　「第２次大戦」の気配をそぎ落とし 　アメリカ流モンスター映画的キャラクター＆世界造形と 　「和製おとぎ話＆ファミリー映画」要素を加えることによって 　独自の大作感を放つ作品が誕生する光景は 　私に「１９６０年代映画史」の一端と 　映像テクノロジーと作劇技術を駆使した生成される 　スケール感の醍醐味を 　満喫する機会をもたらしました。 　（他の怪獣映画とは一味違う「平和的決着」が 　後年の映画に対する「道しるべ」となっている点も 　見逃せません。） 　まさに「和洋折衷系ファミリー怪獣映画」の雄と 　呼ぶにふさわしい一作であると言えるでしょう。 　ゴジラとは異なる風刺性と特殊技能を持った 　「ガメラ」の勇姿と 　動物映画と災害映画を融合させたかのような 　物語が印象深い本作と 　生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を！！！。