映画に感謝を捧ぐ！　「マックイーンの絶対の危機（ピンチ）」

ＳＦ ホラー 映画
　映画弁護人ＧＨＭ（西村哲也）です。 　今回はアーヴィン・Ｓ・イヤワース・Ｊｒ監督の 「マックイーンの絶対の危機（ピンチ）」に感謝を捧げようと思います。 宇宙より飛来した怪生物に襲われた町の 　運命を描いた本作は 　後年のＳＦ映画に影響を与えたモンスター映画であります。 　モンスターの詳細を説明できないまま 　人々に警告を発しようとする主人公たちの姿と 　予算。技術・倫理規定などによって抑制された 　モンスター描写でスリル＆サスペンスを高めようと奮闘する 　スタッフ陣の姿が重なっていく現象は 　私に「与えられた条件下で最善を尽くす」事の醍醐味と 　モンスター映画における「モンスターの能力＆弱点」を 　工夫することの大切さを 　目の当たりにする機会をもたらしました。 　（シリーズ化への思いと人類の驕りに対する警鐘が 　混ざり合った幕切れとなっている点も見逃せません。） 　まさに「モンスター映画」史上屈指の善戦作であると言えるでしょう。 　安物感あふれるが意見の中に 　後年の「アタック・オブ・ザ・キラートマト」に通じる緩やかさ 　Ｓ・マックイーン流アクションの醍醐味 　災害映画＆田舎町ホラー的人間模様を宿す本作と 　生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を！！！。