映画に感謝を捧ぐ! 「旗本退屈男 謎の暗殺隊」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。    今回は松田定次監督の「旗本退屈男 謎の暗殺隊」に  感謝を捧げようと思います。 佐々木味津三の同名小説をもとにして作られた  人気シリーズの27作目となる本作は  大衆心理を有効活用した時代劇映画であります。  人々が忍者&呪術に抱く先入観・  派手&明瞭至上主義的な映像&台詞回し  徳川幕府の内幕・娯楽時代劇の王道を  凄まじい迄に大仰な方法で繁栄するという試みは  私に「豪華な舞台・勧善懲悪の爽快感・見世物小屋的特殊効果  甘みの利いたの笑い+恋+人情・娯楽的ほら吹き」の醍醐味を  満喫する機会をもたらしました。  (「自己完結&組織主義」の香り漂う決着の付け方が  後年のTV時代劇に影響を与えている点も見逃せません。)  まさに「少年漫画系時代劇」屈指の豪快さを誇る  作品であると言えるでしょう。  過剰なまでに芝居的な舞台・演技・殺陣・映像効果が  時間と共に笑いと痛快さへと繋がっていく本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。