映画に感謝を捧ぐ! 「ファイアー・ツイスター」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジョージ・アーシュベイマー監督の「ファイアー・ツイスター」に  感謝を捧げようと思います。  火炎竜巻「ファイアー・ツイスター」の脅威に立ち向かう  人々の運命を描いた本作は  闇鍋感&既視感満載の災害映画であります。  「バックドラフト」・「ツイスター」・「アルマゲドン」の映像表現を合体させ  怪獣映画的に加工した後  アクション&ホラー風味を挟みながら緩やかに進行する  ストーリー&CG映像は  私に「作り物感溢れる災害描写」が笑い所に転じる現象  極限まで記号化された物語&キャラクターの醍醐味  災害映画における「足し算&見世物精神」の重要性を    目の当たりにする機会をもたらしました。  (「1971年の映画「激突!」の流れを汲む決着と  意表を突いた敵将の最後が  驚きと笑いの入り交じった感触を与えてくれる点も見逃せません。)  まさに「初級者向けアトラクション災害映画」の称号にふさわしい  珍品であると言えるでしょう。  建造物に厳しく人に優しい「ファイアー・ツイスター」の勇姿と  映画的ご都合主義の王道を行く災害描写が  私の心を和ませてくれる本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。