映画に感謝を捧ぐ! 「新・死霊のしたたり」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はブライアン・ユズナ監督の「新・死霊のしたたり」に
感謝を捧げようと思います。
1984年の映画「悪魔のサンタクローズ」から始まった
人気シリーズの4作目とされている本作は
悪趣味技巧の中にメッセージを宿すホラー映画であります。
B・ユズナ特有の神秘的悪趣味描写の嵐と
男性上位社会で生きる女性の心理が
奇妙な形で融合していく光景は
私に、見世物精神と社会性が特殊なバランスで共存する姿と
ホラー映画における「神秘性作り」の重要性を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(駆け足感あふれる決着&幕切れが
怪しげな余韻を与えている点も見逃せません。)
まさに「悪食系女性論」の一翼を担う怪作であると言えるでしょう。
悪趣味魂全開なストーリー&映像が
作り手の意図を越えるほど?のメッセージを放つ現象に
驚かされる本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。