映画に感謝を捧ぐ! 「ジュラシック・プレデター」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はスティーブン・モンロー監督の「ジュラシック・プレデター」に  感謝を捧げようと思います。  白夜の町「ビバリー・ミルズ」を襲う怪物「ワイバーン」に  立ち向かう人々の運命を描いた本作は  残虐でありながらも和やかなモンスター映画であります。  地方系ホームドラマ&西部劇の香り漂うキャラクター・舞台  漫画的なモンスター造形・ホラー&ブラック・コメディ風残酷描写が  一体となる光景は    私に「軽量モンスター映画」ならではの素朴な味わい  映画史における「西部劇」の影響力   残酷さとユーモアを結ぶ「絆」の深さを  目の当たりにする機会をもたらしました。    (悪人顔のN・チンランドを「ヒーロー」に据えるキャスティング・センス  便乗商品ムード満載の邦題・癒し系映画を感じさせるような幕切れが  作品の持つ「土着的な風味」を高めている点も見逃せません。)  まさに「「田舎町怪獣映画」の静かなる強豪作であると言えるでしょう。    闇雲に人間を襲わず、子供を大切にする「ワイバーン」の勇姿  個性豊かな町民たち・ロマンスよりも「人情&男気」を重んじる精神が  他のモンスター映画とは一味違う「癒し要素」を感じさせる本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。