映画に感謝を捧ぐ! 「メガ・シャークVSクロコザウルス」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はクリストファー・レイ監督の「メガ・シャークVsクロコザウルス」に  感謝を捧げようと思います。  巨大サメ「メガ・シャーク」の脅威を描いた  人気シリーズの2作目となる本作は  映画全体を覆う大衆食堂&動物園風味に  心癒されるモンスターSF界の珍作であります。  「動物を巨大化させて闘わせる」アサイラム精神  CGを駆使したブラック・ユーモア的襲撃シーン  アクション映画的明るさに包まれたキャラクターが一堂に会して  鮫とワニの決闘を盛り上げようとする光景は  私に「プロレス感覚溢れるモンスター映画」の醍醐味と  「悲劇と滑稽劇は紙一重の位置にある」という法則の生きた実例を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (男の浪漫とシリーズ化 への思いをさらりと描いた  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに怪獣映画史上最大級の  「CG動物ショー」ぶりを誇る  一作であると言えるでしょう。  子供的発想&商業的計算に  サメ&ワニに関する豆知識を加えることによって  生を受けた本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。