映画に感謝を捧ぐ! 「山猫は眠らない」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はルイス・ロッサ監督の「山猫は眠らない」に  感謝を捧げようと思います。 海兵隊の狙撃手「トーマス・ベケット」の闘いを描いた  人気シリーズの1作目となる本作は  豪快にしてクールな  暗殺系アクション映画であります。 サスペンス&ホラー要素・アクション要素  コンビ映画要素・狙撃手目線へのこだわりが一体化することによって  静かなるスリルと豪快なる戦闘描写が共存する光景は  私に「暗殺者から見た世界」を旅する体験  サクセス・ストーリーと殺し屋映画の平和的共存  複数ジャンルの持ち味を組み合わせつつ  アクション映画の王道を守り抜く妙技を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (主人公よりも相方の活躍を重視した「決着の付け方」が  スポーツ映画的爽やかさを感じさせる点も見逃せません。)  まさに「軽量娯楽系スナイパー映画」界の  静かなる強豪作であると言えるでしょう。  アクション映画らしからぬ「文学性」を感じさせる邦題  娯楽的派手さよりも「一撃必殺のスリル」を重視したアクション・シーン  悪漢ムード漂うT・ベレンジャー&B・ゼインを  「正義のヒーロー」にするキャスティング・センスが  他のアクション映画とは異なるクールさと&ワイルドさを放つ本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。