映画に感謝を捧ぐ！　「アイス・ステーション」

ホラー 映画
映画弁護人ＧＨＭ（西村哲也）です。 　今回はダン・バーク監督の「アイス・ステーション」に 　感謝を捧げようと思います。 　スティーヴン・キングの小説「奴らは時々帰ってくる」を 　もとにして作られたとされている本作は 　壮絶なまでの詰め込みぶりに驚かされるホラー映画であります。 　閉鎖系ミステリー・遭難映画・ゾンビ映画 　オカルト・兄弟の葛藤が 　バランス感覚や論理性を気にすることなく詰め込まれていく光景は 　私に、ホラー映画における「答え作り」と 　論理性維持の難しさを 　目の当たりにする機会をもたらしました。 　 　（恐ろしいほどに「竜頭蛇尾感」溢れる決着が 　悪魔を題材にした作品の持つ「呪い」を 　体現している点も見逃せません。） 　まさに「空間限定系ホラー」の秘めたる珍作であると言えるでしょう。 　ホラー映画界における「陰謀＆悪魔」の便利さと扱いづらさを 　象徴する作品の一つである本作と 　生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を！！！。