映画に感謝を捧ぐ! 「ギガンテス」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はトミー・ウィズロウ監督の「ギガンテス」に  感謝を捧げようと思います。
ギガンテス [DVD]
アルバトロス
2007-03-02

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 遺伝子操作が生んだ巨大サソリの回収を命じられた  米軍特殊部隊の運命を描いた本作は  謙虚さとブラック・ユーモアに心和まされる  モンスター映画であります。  大衆娯楽の王道「SF・ホラー・ロマンス・アクション」を  盛大に詰め込みながら  緩やかに進行していくストーリー&演出と  ロシア&東ヨーロッパ風味漂うスタッフ・キャスト陣が  一体となる光景は  私に「国際化時代&娯楽映画的節約法」の一端  悪趣味描写を連打しつつ  「暇つぶし映画」の領分を守る事の素晴らしさ  残酷さと笑いが紙一重の位置に立つ存在であることを  目の当たりにする機会をもたらしました。  (「続編」への意欲に溢れた幕切れが  娯楽映画界で生き残るための「戦術」を写し出している点も  見逃せません。)  まさに「大衆食堂系モンスター映画」の秘めたる  強豪作であると言えるでしょう。  暇つぶし映画の予算枠で大作的スケール感を生成する  R・コーマンの人間力と  闘いの中で進化していく「サソリ」の勇姿に心打たれる本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。