映画に感謝を捧ぐ! 「デス・スピード」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はテリー・イングラム監督の「デス・スピード」に
感謝を捧げようと思います。
死者の霊に取り憑かれた「レースカー」の標的となった
元レーサーの運命を描いた本作は
様々な娯楽要素を搭載した軽量ホラー映画であります。
カーレース映画・ご町内ホラー・鬼ごっこ映画
愛憎劇が一体となったストーリー&演出が
勢い任せに突き進む光景は
私に「残虐さと軽やかさの平和的共存」の一形態と
外見上に複雑な人間関係がもたらす悲劇を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(「ホラー映画の王道」に従うと見せかけて
肩すかしを食わせる幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「カー・アクション系ホラー」の雄と呼ぶにふさわしい
一作であると言えるでしょう。
「デイズ・オブ・サンダー」・「ザ・カー&クリスティーン」
「激突!」の特性を融合させ
メロドラマ的装飾を施すことによって生を受けた本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。