映画に感謝を捧ぐ! 「フランケンシュタインの花嫁」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジェームズ・ホエール監督の「フランケンシュタインの花嫁」に
感謝を捧げようと思います。
1931年の映画「フランケンシュタイン」の
後日談となる本作は
モンスター映画の物語的可能性を深めた作品であります。
前作の流れを受け継ぐストーリー&演出に
人情喜劇・友情劇要素を加えるという試みは
私に1974年の映画「ヤング・フランケンシュタイン」の
偉大さを再認識しつつ
「狂気がもたらす絆」・「知性が生んだ悲劇性」
「舞台劇と映画の平和的共存」を目の当たりにする機会をもたらしました。
(ハッピー・エンドでありながらも「運命」の残酷さを感じさせる
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「見世物系」から「人情系」へと変異した
モンスター映画であると言えるでしょう。
怪奇恐怖と人情の合体によって
後年のホラー映画に対する「道しるべ」となった
歴史遺産的作品である本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。