映画に感謝を捧ぐ! 「フランケンシュタインの花嫁」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジェームズ・ホエール監督の「フランケンシュタインの花嫁」に  感謝を捧げようと思います。
フランケンシュタインの花嫁 [DVD]
ファーストトレーディング
2011-02-16

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 1931年の映画「フランケンシュタイン」の  後日談となる本作は  モンスター映画の物語的可能性を深めた作品であります。  前作の流れを受け継ぐストーリー&演出に  人情喜劇・友情劇要素を加えるという試みは  私に1974年の映画「ヤング・フランケンシュタイン」の  偉大さを再認識しつつ  「狂気がもたらす絆」・「知性が生んだ悲劇性」  「舞台劇と映画の平和的共存」を目の当たりにする機会をもたらしました。  (ハッピー・エンドでありながらも「運命」の残酷さを感じさせる  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「見世物系」から「人情系」へと変異した    モンスター映画であると言えるでしょう。  怪奇恐怖と人情の合体によって    後年のホラー映画に対する「道しるべ」となった  歴史遺産的作品である本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。