映画に感謝を捧ぐ!「ザ・ミラー」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はポーレット・ヴィクター・リフトン監督の「ザ・ミラー」に  感謝を捧げようと思います。
ザ・ミラー [DVD]
株式会社トーン
2006-11-29

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1990年の映画「ザ・ミラー 悪魔の住む鏡」の流れを汲む  4作目の映画となる?本作は  絵画+アトラクション的な手法で勝負する  異色の館系ホラーであります。  残酷描写&論理性よりも舞台の雰囲気と  ヒロインのトラウマを重視したストーリー&演出  回想シーンの多用による省力化&サスペンス性の補強  ホラー映画の王道に即した脇役造形が一体となる光景は  私に「殺人場面」を抑制してサスペンス&ホラー的恐怖を  高める事と  深まる謎に対する「解答」を作ることの難しさを  目の当たりにする機会をもたらしました。  (情緒を抑制し、速やかに幕を閉じることによって  真相の「古めかしさ」をカバーする手法が使われている点も  見逃せません。)  まさに「空間限定型ホラー」界の勇敢なる珍作であると  言えるでしょう。  1990年代を彩るサスペンス映画  「ジェイコブズ・ラダーシックス・センス」の手法と  お化け屋敷の手法を融合させ  奇襲的な驚かせにこだわることによって生を受けた本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。