映画に感謝を捧ぐ! 「S.W.A.T 闇の標的」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はベニー・ブーム監督の「S.W.A.T 闇の標的」に  感謝を捧げようと思います。  デトロイド警察のSWATチームを訓練するよう命じられた  LA警察SWATチーム指揮官の運命を描いた本作は  奇策的&省力的な発想に彩られた警察映画であります。  アクション映画的活躍よりも  日常的任務・訓練・人間関係を重視したストーリー  段階的に嫌がらせを強化していく敵役  室内とその周辺のみで展開されるアクション・シーンが  一体となる光景は  私に「戦闘」における精神の重要性と  スケール感を抑制することによる「映画的ダイエット」の醍醐味を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (主人公をヒーロー化する方向に進みつつ  「チームプレイ」の魅力を保った  決着の付け方とするべく奮闘している点も見逃せません。)  まさに「日常系アクション映画」の一形態を示した  作品であると言えるでしょう。  2003年の映画「S.W.A.T」の流れを汲みつつ  より軽量な方向へ進もうとする姿が  ある種の感動を呼び起こす本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。