映画に感謝を捧ぐ! 「スポット」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョン・ホワイトセル監督の「スポット」に
感謝を捧げようと思います。
女友達から息子の子守を頼まれた郵便配達員と
FBIに所属する警察犬の運命を描いた本作は
家族向け映画の花形「動物&子供」を
豪快に活用したドタバタ喜劇であります。
ホームドラマ・巻き込まれサスペンス・刑事コンビ映画を組み合わせ
コメディ的に加工する事によって生を受けた
ストーリー&演出は
私にスピード感ある映像と変化球的キャラクター造形によって
「ご都合主義臭」を緩和する妙技と
人生における「家族」の重要性を
喜劇的に表現する手法の一端を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(アクション映画的でありながらも
ユーモアを感じさせる「悪人退治」を
見せてくれる作品の一つであるという点も見逃せません。)
まさに「幕の内弁当系家族向け映画」の雄と呼びたくなる
作品であると言えるでしょう。
「ターナ&フーチ/すてきな相棒」・「ホーム・アローン」等の
流れを汲みつつ
仲間に囲まれながらも「孤独」に囚われた一人&一匹に訪れた
「癒しの時」を描くことに挑んだ本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。