映画に感謝を捧ぐ! 「ピラナコンダ」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジム・ウィノースキー監督の「ピラナコンダ」に  感謝を捧げようと思います。
ピラナコンダ LBXC-104 [DVD]
エー・アール・シー株式会社
2014-02-28

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ハワイの奥地に潜む巨大ヘビと遭遇した  人々の運命を描いた本作は  外見以上の学びと愛に溢れたモンスター映画であります。  娯楽映画にありがちな要素を  鍋料理的に詰め込んだ後  「小規模映画」の内幕を加えたストーリー  暴力・お色気・爆発へのこだわり  「襲撃場面に軽い挿入歌を流す」手法  客&出資寄せ風味溢れるキャスティングが一体となる光景は  私に「娯楽映画愛」の一形態  モンスター映画の法則に対する忠誠心  暇つぶし映画性と教訓劇性が融合する現象を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (娯楽的ハッピーエンドへの愛と  シリーズ化への思いが交錯する幕切れが  ある種の感動を呼び起こす点も見逃せません。)  まさに「大衆食堂的娯楽論」の一翼を担う  珍作であると言えるでしょう。  愛嬌のあるモンスター造形  娯楽的サービス精神&節約精神の共存  便乗精神を前面に打ち出した題名によって  大作&芸術作にはない素朴な味わいを放ちつつ  大衆芸能の本質を説く本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。