映画に感謝を捧ぐ! 「ライフ With マイキー」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジェイムズ・ラパイン監督の「ライフ With マイキー」に
感謝を捧げようと思います。
子役スターとして名を成した後
兄と共に芸能事務所の経営者となった男
「マイケル・チャップマン」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
大甘でありながらも苦味を秘めた人情劇であります。
家族向け&クリスマス映画の法則に従いつつ
子役の宿命・中小芸能事務所の内幕
犯罪とエンターテインメントの近似性を
えぐり出すという試みは
私に「過激な状況をユーモラスに表現する」妙技と
大人社会が子供に与える影響の一端を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(「クリスマス映画=ハッピー・エンドの法則」と
ドタバタ喜劇的ムードが融合した
にぎやかな幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「陽性舞台裏映画」の一翼を担う一作であると言えるでしょう。
主演男優M・J・フォックスの人生と
ストーリー展開が段階的に繋がっていく現象と
舞台的描写の数々が
能天気さと哀愁の入り交じった味わいを放つ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。