映画に感謝を捧ぐ! 「アニーよ銃をとれ(1950年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジョージ・シドニー監督の「アニーよ銃をとれ(1950年版)」に  感謝を捧げようと思います。
アニーよ銃をとれ [DVD] FRT-250
ファーストトレーディング
2006-12-14

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by アニーよ銃をとれ [DVD] FRT-250 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル
女性ガンマン「アニー・オークリー」の生涯を  もとにして作られた同名ミュージカルの映画版となる本作は  アメリカ論の一翼を担う「実話系ミュージカル西部劇」であります。  「アメリカ的能天気さ」を象徴する2大要素  西部劇とミュージカルにタッグを組ませ  見せ場を作るための「素材」に徹したストーリーと  俳優・女優陣の個人技を  縦横無尽に駆けめぐらせるという試みは  私に、アメリカ社会の「プライドと傲慢」・「力強さと軽薄さ」を  娯楽的に表現する技法の一端と  明確な「目的」を持ち、直球的に突き進む作品の素晴らしさを  目の当たりにする機会をもたらしました。  (ファンタジー的な明るさの中に「ショー・ビジネス」への皮肉を宿す  作品であるという点も見逃せません。)  まさに「アクション・ラブコメディ」の雄にして  「非殺傷型西部劇」の歴史に輝く強豪作であると言えるでしょう。  活劇的アクション・MTV的手法・恋愛喜劇の味わいが  絶妙のバランスで配合された本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。