映画に感謝を捧ぐ！「キートンのカメラマン」

コメディ 映画 バスター・キートン
映画弁護人ＧＨＭ（西村哲也）です。 　今回はエドワード・セジウィック監督の 　「キートンのカメラマン」に感謝を捧げようと思います。 Ｂ・キートン扮する街頭カメラマンの運命を描いた本作は 　ユーモアとメッセージ性が交錯するサイレント喜劇であります。 　「カメラマン」の意義＆宿命を 　恋愛・ドタバタ喜劇・アクション・人情劇を 　融合させながら描くという試みは 　私に「報道事情」の一端をのぞき見ると同時に 　大作的スケール感と人情味の共存が可能であることを 　再認識する機会をもたらしました。 　（ラブ・コメディ風味溢れるハッピー・エンドの中に 　カメラマン＆動物への愛を宿した幕切れとなっている点も見逃せません。） 　まさに「喜劇系ジャーナリスト論」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。 　主演男優Ｂ・キートンのクールな風貌に宿る 　喜劇的存在感＆身体能力 　乗り物・武器・カメラを駆使したアクション 　人海戦術によるスケール感の生成 　喜劇的計算に基づいた配置によって 　ストーリーの枠を乱すことなく発揮される小ネタが 　カメラマンに対する敬意が 　一体となることによって生を受けた本作と 　生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を！！！。