映画に感謝を捧ぐ! 「クラッシュ・ダイブ」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。  2015年最後となる今回は  アンドリュー・スティーブンス監督の  「クラッシュ・ダイブ」に感謝を捧げようと思います。 原子力潜水艦を乗っ取ったテロリストに立ち向かう  元軍人の運命を描いた本作は  テロ対策映画史上希に見る「微笑ましさ」を感じさせる作品であります。  「ダイ・ハード系アクション映画」の王道に従いながら  「テロリスト&人質の奮戦と主人公の活躍をほぼ同等に扱う」  「潜水艦映画要素を加える」ことによって  他のテロ対策映画とは異なる味わいを持つ作品へと  変異していく現象は  私に、アクション映画における「舞台&アクションの多用さ」の重要性と     「生き残る」という共通項によって結ばれる絆に  接する機会をもたらしました。  (「勝利」によって諸問題を曖昧化する幕切れが  歴史と軽量アクションの秘めたる共通項を  示している点も見逃せません。)  まさに「癒し系娯楽アクション」の堅実なる強豪作であると  言えるでしょう。  非情なる軍上層部に翻弄される主人公&人質と  物量&空間的不利を補うために奮闘するテロリスト集団の  不屈の闘志に心打たれる本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。  追伸 おかげさまで2015年も無事に  ブログを全うすることができました。  来年もよろしくお願いします。                             GHM(西村哲也)より