映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・ルームメイト」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はクリスチャン・E・クリスチャンセン監督の  「ザ・ルームメイト」に感謝を捧げようと思います。  奇妙なルームメイトに翻弄される  女子大生の運命を描いた本作は  男性向けサービス精神が荒れ狂う青春映画であります。  愛憎劇・異常心理サスペンス・青春映画  怪奇映画の特性を融合させ  状況説明を抑制し  暴力&お色気的見せ場を繋ぐように進行していく  ストーリー&演出は  私に「制御無き善意が巨悪を生む」構造の一形態と  特定の客層に特化した娯楽作品の醍醐味を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (「終わりよければ全て良し」感満載の幕切れが  若者心理の一端を写し出している点も見逃せません。)  まさに、2010年代の風味と  男性向け映画の伝統を感じさせる    「純愛系青春サスペンス」であると言えるでしょう。  1992年の映画「ルームメイト」と2010年代文化を合体させ  悪人退治要素&暇つぶし映画性を強化する事によって生を受けた本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。