映画に感謝を捧ぐ! 「インターセプター(1992年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はマイケル・コーン監督の「インターセプター(1992年版)」に
感謝を捧げようと思います。
軍の機密兵器を狙うテロリスト集団に立ち向かう
空軍兵士の運命を描いた本作は
見せ場を重んじたスリムな作風が印象深い作品であります。
巻き込まれ映画・テロ対策映画・飛行機映画の特性を融合させ
TVゲーム的に加工したストーリー&演出を
情緒・ロマンス・風刺性に溺れることなく発揮する
娯楽的サービス精神は
私に「暇つぶし」に徹する謙虚さ・過去の成功作に学ぶ生真面目さ
段階的に凶暴性を増していく緻密さがもたらす快感を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(戦闘機同士の闘いでありながら「時代劇」の香りを放つ
最終決戦となっている点も見逃せません。)
まさに「空間限定映画」と「アトラクション・ムービー」の
醍醐味を兼ね備えた
類い希なる作品であると言えるでしょう。
「トップガン」・「ダイ・ハード」の手法を継承しつつ
「クリフハンガー」・「エグゼクティブ・デシジョン」
「エアフォース・ワン」に先んじる作品となった本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。