映画に感謝を捧ぐ! 「カンパニー・オブ・ヒーローズ バルジの戦い」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はドン・マイケル・ポール監督の  「カンパニー・オブ・ヒーローズ バルジの戦い」に  感謝を捧げようと思います。 Relic Entertainmentのタイムストラテジー  「カンパニー・オブ・ヒーローズ」シリーズをもとにして作られた本作は  貪欲にして軽快な異色の戦争映画であります。  時代小説とスパイ活劇を融合させたストーリー&キャラクターと  ホラー映画・アクション映画・TVゲームの手法を合体させたアクション・シーンが  戦争における人命の軽さ・正義の麻薬性・第2次大戦期の内幕を  写し出す光景は  私に「CG時代特有の残酷描写」・「史実の隙間&歴史の持つ可能性を突く知略」  「連合軍礼賛に徹した戦争映画の醍醐味&恐ろしさを」  目の当たりにする機会をもたらしました。  (能天気なハッピー・エンドと見せかけて  哀愁漂う幕切れへと着地している点も見逃せません。)  まさに「ジャンル融合型戦争映画」史上屈指のゲーム性と  暴力性に溢れた作品であると言えるでしょう。  1998年の映画「プライベート・ライアン」の流れを汲みつつ  メッセージ性を薄め、アトラクション性を強化する事によって生を受けた本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。