映画に感謝を捧ぐ! 「拳闘屋キートン」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はバスター・キートン監督・主演の「拳闘屋キートン」に    感謝を捧げようと思います。   山奥でのキャンプから始まった  珍騒動を描いた本作は  ジャンル融合的な笑いが炸裂するサイレント喜劇であります。  文化摩擦・コミュニケーションのズレ  格差恋愛・ボクシング・カーアクションを  題材にした笑いを組み合わせたストーリーを  心技体の限りを尽くして映画化するという試みは  私に、人間社会から「笑い所」を抽出する妙技  体術&戦術的笑いの醍醐味  サクセス・ストーリーとバラエティ番組的スタイルの平和的共存を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (豪快でありながらも「誠実」なハッピー・エンドへと  着地している点も見逃せません。)  まさに「短篇集式喜劇」の雄と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。  監督&主演男優B・キートンのクールな風貌&身体能力と  スポーツ映画と恋愛映画の王道を    巧妙に組み合わせるバランス感覚が炸裂する本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。