映画に感謝を捧ぐ! 「テンプルちゃんの小公女」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はウォルター・ラング監督の「テンプルちゃんの小公女」に
感謝を捧げようと思います。
フランシス・ホジソン・バーネットの小説「小公女」を
もとにして1939年に作られた本作は
娯楽的エネルギーの赴くままに突き進む
異色の子供映画であります。
青春映画・ホームドラマ・アイドル映画
戦争映画・ミュージカルが融合したストーリー&演出が
アクション映画的スピード感・見せ場&華やかさ至上主義で進行していく光景は
私に「スター映画」の法則・「映画倫理規定史」の一端
娯楽映画における「勢い&華やかさ」の重要性を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(「論理性よりもハッピー・エンドを重視する」手法の
究極形態を感じさせる幕切れとなっている点も
見逃せません。)
まさに「ジャンル融合型児童文学映画」史上屈指の豪快作と
呼びたくなる作品であると言えるでしょう。
凄まじいほどの「ヒロイン重視主義」・見せ場つなぎの嵐
サスペンス映画とは一味違う形の「先の読めない感」に圧倒される本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。