映画に感謝を捧ぐ! 「マッドストーン」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はサンディ・ハーバット監督・出演の「マッドストーン」に  感謝を捧げようと思います。  捜査のため暴走族の一員となった警官  「ストーン」の運命を描いた本作は  1970年代の風味に溢れたオーストラリア映画であります。  暴力・お色気・反権力&アウトロー愛に溢れたストーリー  漫画的格好良さと生々しさを兼ね備えた  キャラクター&バイク・アクションが一体となる光景は  私に「秩序を守りながらも無法を愛する人間」の悲劇と  出演者の「人間力」とバイクへの思いに満ちた  アクション・シーンの醍醐味を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (1970年代的非情さに包まれながらも    「男気」を感じさせる味わい深い幕切れと  なっている点も見逃せません。)  まさに「日常系アウトロー映画」の一翼を担う  一作であると言えるでしょう。  暇つぶし規模のスケール感・素朴な暴力&性描写  台詞よりも「映像」で語ろうとする精神  大人と子供の中間に位置する男たちの愛憎劇が共存する本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。