映画に感謝を捧ぐ! 「ゴースト・シャーク」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はグリフ・ファースト監督の「ゴースト・シャーク」に
感謝を捧げようと思います。
悪霊となって蘇り、人々を襲うサメの脅威に立ち向かう
若者達の運命を描いた本作は
ゲーム&ファンタジー感覚溢れるサメ映画であります。
「水のあるところに出没する」というルールに従って
闘い続ける悪霊サメの勇姿
王道的にして軽やかなストーリー展開
軽快にして奇抜な残酷描写が一体となる光景は
私に、モンスター映画における「ルール設定」の重要性と
軽量映画界における「サメのスター性&スケール感」の一端を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(1975年の映画「ジョーズ」以来の伝統と
アクション映画的発想が融合した決着の付け方と
なっている点も見逃せません。)
まさに「ホラー系サメ映画」史上屈指の珍妙なる秀才作であると
言えるでしょう。
サメ映画の伝統芸・奇抜なアイデア・悪食趣味の赴くままに進みつつ
規則厳守を保ち続ける事を追い求めた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。