映画に感謝を捧ぐ! 「ファイブ・ガールズ 呪われた制服」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はウォーレン・P・ソノダ監督の  「ファイブ・ガールズ 呪われた制服」に  感謝を捧げようと思います。 キリスト教系の全寮制女学校に送られた  女性5人の運命を描いた本作は  動物的本能と「聖書」を豪快につなぎ合わせたホラー映画であります。  青春映画・宗教系ホラー・閉鎖系ミステリー・超能力SFの特性を  兼ね備えたストーリー&キャラクターと  暴力系ポルノとアトラクション・ムービーの気質に  彩られた特殊効果&残酷描写が一体となる光景は  私に「神秘性と見世物小屋要素」・「お色気・女性映画・世代間交流劇」を  調和させることに挑む人々の勇姿を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (ホラー映画的残酷さに彩られながらも  悲劇性よりもブラック・ユーモア性が印象深い  幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「闇鍋系ホラー」史上屈指の貪欲さを誇る  怪作であると言えるでしょう。  論理性の枠を打ち破り  男性向け娯楽映画の定番と  「キリスト教系小ネタ」の赴くままに突き進む本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。