映画に感謝を捧ぐ! 「ソルジャーズ 連合軍を救った男たち」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はドミニク・バーンズ監督の「ソルジャーズ 連合軍を救った男たち」に
感謝を捧げようと思います。
ドイツ軍の極秘地図を入手するよう命じられた
アメリカ軍大尉&イギリス軍特殊部隊の運命を描いた本作は
1998年の映画「プライベート・ライアン」の流れを汲む設定を
軽量娯楽的に加工することによって生を受けた戦争映画であります。
「第2次世界大戦」と1980~2000年代のアクション映画の手法を融合させ
複数国の言語を使い分けながら進行していくストーリー&演出は
私に、「外国語」がもたらす説得力の大きさと
アクション映画・スパイ活劇・戦争映画の秘めたる絆を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(脇役の活躍による「逆転勝利」と
能天気なハッピー・エンドにならないよう配慮された幕切れが
戦争と娯楽要素を共存させることの難しさを示している点も見逃せません。)
まさに「戦争ごっこ映画」の一翼を担う軽量作であると言えるでしょう。
反戦メッセージを封印し、勧善懲悪に徹しながらも
戦争の残酷さ&不条理性を感じさせる本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。