映画に感謝を捧ぐ! 「クラッシュ・ダイブⅡ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はエド・レイモンド(フレッド・オーレン・レイ)監督の  「クラッシュ・ダイブⅡ」に感謝を捧げようと思います。  潜水艦を乗っ取ったテロリスト集団に立ち向かう  軍医&軍看護師の運命を描いた本作は  大胆不敵な省力的作風が冴え渡るテロ対策映画であります。  1996年の映画「クラッシュ・ダイブ」を再利用し  肉弾戦&虐殺要素を強化する事によって  一本のアクション映画を生成しようという挑戦は  私に「ワン・アイデアを有効活用する」節約精神  アクション俳優の宿命  効率的にストーリーを進めつつ  「冷戦崩壊後の世界」が抱える危険要素を写し出す妙技を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (作品の精神に忠実なる邦題と  アメリカ的ご都合主義と武士道精神が入り交じったかのような  「後日談」も見逃せません。)  まさに「リサイクル映画」の歴史に輝く強豪作であると  言えるでしょう。  東映的作風・主演男優M・ダディコフの軽量感  「続編戦術」による鑑賞意欲の誘発  S・セガール主演の「沈黙シリーズ」に通じる邦題作成法  潜水艦・秘密兵器・肉弾戦への過剰なこだわりが冴え渡る本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。