映画に感謝を捧ぐ! 「白熱(1973年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジョセフ・サージェント監督の「白熱(1973年版)」に  感謝を捧げようと思います。  弟を殺害した悪徳保安官に復讐するため  財務省の協力者となった男「ゲイター」の運命を描いた本作は  1970年代の「光」を体現するアクション映画であります。  軽快にして陽気なストーリー・アクション・ロマンス・音楽と  和やかな風景が一体となって  連邦法と地域ルール・大人と子供・合理主義と人情のせめぎ合いを  写し出していく光景は  私に「勧善懲悪劇の伝統と1970年代気質の平和的共存」の一形態と  映像テクノロジーに依存しない銃撃&肉体&カー・アクションの醍醐味を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (ユーモアのある音楽&コメディ風味溢れる決着の付け方が  作品の「土着性」を高めている点も見逃せません。)  まさに「田舎町アクション」界屈指の爽快さ&笑いを感じさせる  作品であると言えるでしょう。  007シリーズ的ロマンス・自然美・硬軟兼ね備えたアクション  主演男優B・レイノルズのアウトロー臭  濃厚且つユーモラスな悪漢&地域住人達に心癒される本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。