映画に感謝を捧ぐ! 「ステルス・フォース」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はフレッド・オーレン・レイ監督の「ステルス・フォース」に
感謝を捧げようと思います。
麻薬組織に捕らえられた兵士の救出を命じられた
米軍特殊部隊の運命を描いた本作は
懐メロ&男児感覚満載のアクション映画であります。
1980年代的アクション映画の方程式に
1990年代的どんでん返しを強引に付け加えた
ストーリー、演出、アクション、キャラクター造形が
緩やかに進行していく光景は
私に「笑いを求めないパロディ」の醍醐味と
アクション映画における「肉体的説得力」の大切さを
目の当たりにする機会をもたらしました。
(敵将&黒幕との最終決戦の場において
「娯楽的高揚感」が抑制されるという
ある意味「現実的」な決着となっている点も見逃せません。)
まさに「アクションごっこ映画」の雄にして
「1980年代映画資料館」の一翼を担う
珍作であると言えるでしょう。
暴力的でありながらも和やかなアクション・シーンと
清々しいまでに「主人公びいき」なストーリーに心癒される本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。