映画に感謝を捧ぐ! 「パラノーマル・インシディアス」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回は監督不明の「パラノーマル・インシディアス」に
感謝を捧げようと思います。
テネシー州で語り継がれる伝説「ベル・ウィッチ」を
もとにして作られた?本作は
「パラノーマル」路線史上屈指の実験作であります。
過去の「パラノーマル系作品」を模倣しつつ
実在の伝説をルーツとする・ホラー的見せ場の簡略化
時系列の移動・複数のカメラ視線といった新要素を組み込もうという試みは
私に「都市伝説・疑似実録映画・犯罪記録」の融合に
挑戦する実験場に接する機会をもたらしました。
(疑似実録映画の定番にひねりを加える事によって
後味の悪さを増幅させている点も見逃せません。)
まさに「疑似実録系残酷童話」の称号にふさわしい
怪作であるといえるでしょう。
徹底した秘密主義&ドキュメンタリー風字幕によって
パラノーマル路線最強の「胡散臭さ」を目指すかのような
気配を感じさせる本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。