映画に感謝を捧ぐ! 「チャップリンの女装」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はチャールズ・チャップリン監督・主演の  「チャップリンの女装」に感謝を捧げようと思います。  C・チャップリン扮する主人公・3人家族  通りすがりの男が繰り広げる珍騒動を描いた本作は  凄まじいほどの「喜劇化能力」によって  映画史に多大な貢献を果たしたサイレント喜劇であります。  暴術・肉弾戦・浮気・三角関係・女装を  喜劇的に表現するという実験精神と  肉体によって会話級の人間模様を表現する技術力が  一体となる光景は  私に肉弾的ギャグ&ロマンスの醍醐味と  「女装映画&喜劇系愛憎劇」の偉大なる一歩に触れる機会をもたらしました。  (ハッピー・エンドと見せかけて「奇襲」を喰らわせる  幕切れとなっている点も見逃せません、)   まさに「サイレント喜劇調コスプレショー」」の  雄と呼ぶにふさわしい一作であると言えるでしょう。  後年の「お熱いのがお好き」などに通じる着想と  男性の愚かしさをユーモラスに表現する喜劇技を  堪能させてくれた本作と   生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。