映画に感謝を捧ぐ! 「ファースト・スピード」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はガイ・ノーマン・ビー監督の「ファースト・スピード」に  感謝を捧げようと思います。  「ザ・ジャッジ」の異名を持つ69年型GTOを巡る  攻防の行方を描いた本作は  スピード感と人情に溢れたアクション映画であります。  軽妙なるカー・アクション、ホームドラマの味わい  陰謀渦巻く人間模様が  絶妙のバランスで共存する光景は  私に、アウトローの輝きと虚しさ・1970年代のアメリカ事情  追いかけっこアクション&世代間交流の醍醐味を    目の当たりにする機会をもたらしました。  (「勧善懲悪」よりも「贖罪」に重きを置いた  決着の付け方となっている点も見逃せません。)  まさに「ジャンル融合型アクション映画」の  軽やかなる強豪作であると言えるでしょう。  犯罪映画の形態を取りながらも  和やかさを感じさせるストーリーと  暴力や破壊に依存せず  「車」による逃亡&追跡にこだわったアクション・シーンに  心癒される本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。