映画に感謝を捧ぐ! 「怒りのガンマン/銀山の大虐殺」

映画弁護人GHM(西村哲也)です。 今回はジャンカルロ・サンティ監督の 「怒りのガンマン/銀山の大虐殺」に感謝を捧げようと思います。
怒りのガンマン 銀山の大虐殺 [DVD]
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2014-09-24

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 元保安官「クレイトン」とお尋ね者「フィリップ」の  壮絶なる旅路を描いた本作は  暴力性、技巧性、ユーモアが共存する  異色のイタリア西部劇であります。  主演男優L・V・クリーフの静かなるマイペースぶり  活劇的アクション、サスペンス的どんでん返し  イタリア西部劇名物の虐殺、エロ、変態的悪漢が融合しながらも  ユーモラスな雰囲気を生成されるという怪現象は  私に「変化球的な復讐劇」・「謎めいたヒーロー」の醍醐味と  段階的に説明描写を加速させる事によって  もたらされる神秘性を満喫する機会をもたらしました。   (主人公コンビが繰り出すガン・ファイトよりも  悪漢三兄弟の生真面目さが印象深い「決着の付け方」と  なっている点も見逃せません。)  まさに活劇的爽快感と渋味を兼ね備えた  「道中系復讐西部劇」の雄であると言えるでしょう。  イタリア西部劇の定番に即しつつ  勧善懲悪的爽快感と勧善懲悪への皮肉を  共存させるという離れ業を可能にした本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。