映画に感謝を捧ぐ! 「スウィーパーズ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はダービー・ブラック監督の「スウィーパーズ」に  感謝を捧げようと思います。  アンゴラに潜む新型地雷を巡る闘いを描いた本作は  素朴にして戦術的な軽量アクション映画であります。  アクション映画の定番と地雷問題を組み合わせたストーリー  主演男優D・ラングレンの肉体  アクション映画の法則に基づく銃撃戦  爆発の嵐、西部劇+戦争映画的なキャラクターが  一体となる光景は  私に「娯楽的に誇張しながらも、CGに依存しない」  アクション・シーンの醍醐味と  社会問題の娯楽的活用法の一端を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (能天気なハッピー・エンドの後に「アメリカ批判」を  繰り出す幕切れが  サスペンス映画的どんでん返しとは異なる驚きを  もたらしている点も見逃せません。)  まさに「爆発重視系アクション映画」界の  軽妙なる堅実作であると言えるでしょう。  娯楽映画の要「アクション・お色気・反権力」を結集させ  暇つぶし規模のストーリー&アクションを保ちつつ  地雷の残酷さ、紛争地帯を生きることの厳しさ  アメリカ政府の傲慢さを世に示した本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。