映画に感謝を捧ぐ! 「激突!2015」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はマイケル・バファロ監督の「激突!2015」に  感謝を捧げようと思います。 謎のレッカー車に狙われた女性2人の運命を描いた本作は  時代の空気を軽やかに写し出す巻き込まれ映画であります。  「軽量ホラー映画」風味溢れる主人公コンビ  安全運転感漂うカー・チェイス&作り物感溢れるCG映像  素朴且つ単調に進むストーリー展開が一体となる光景は  私に「長距離ドライブ」における冷静な対応&運転前確認の大切さ  カー・チェイス作りの難しさ・鬼ごっこ映画における「段階的盛り上げ」の重要性を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (1971年の映画「激突!」との類似点に着目した邦題と  モンスター映画の定番に即した幕切れが  娯楽映画界における「商業戦術」の一端と  ワン・アイデアと時代の関係を写し出している点も見逃せません。)  まさに「軽量映画&ドライブ講座」の一翼を担う  作品であると言えるでしょう。  主人公コンビの災難に巻き込まれた「周辺人物」に対する同情心と  長距離運転&飲酒がもたらす自制心崩壊への恐怖心かき立てる本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。