映画に感謝を捧ぐ! 「シャークネード カテゴリー2」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はアンソニー・C・フェランテ監督の  「シャークネード カテゴリー2」に感謝を捧げようと思います。  2013年に幕を開けた「シャークネード」シリーズの  2作目となる本作は  娯楽的アイデア・暴力的ユーモア・地の利が炸裂する  災害映画であります。  前作によって形成された「シャークネードの王道」に   ニューヨークの地形効果&文化と  飛行機パニック要素を加えることによって  前回の闘いとは一味違う「笑い&迫力」が  生成されていく光景は  私に、災害映画における「発想力&地域愛」の大切さと  乗り物&日用品を「アクション映画的」に活用する手法の一端を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (ニューヨークに住む人々の闘争心&順応力を  象徴するかのような最終決着が  爽快感とブラック・ユーモアの入り交じった感動を  もたらしている点も見逃せません。)  まさに「シャークネード」シリーズが  観光アトラクション系サメ+災害映画の領域に達したことを示す  作品であると言えるでしょう。  便乗商品映画の雄「アサイラム」の貪欲なる着想  殺戮&破壊のブラック・ユーモア性  日用品に潜む「暴力要素」が暴れ馬の如く暴走する事によって  災害に巻き込まれたサメの悲劇から  アメリカ流自衛精神とサメ&災害の娯楽性を  象徴する作品へと変異した本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。