映画に感謝を捧ぐ! 「色情日記」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はマックス・ペカス監督の「色情日記」に  感謝を捧げようと思います。
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2014-11-28

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 エレベーター事故の影響で性欲の虜となった女性  「キャロル」の運命を描いた本作は  綱渡り的魅力を持ったポルノ映画であります。  「ポルノ的見せ場」に向かうための口実に徹しつつ  筋の通った&テーマ性のあるストーリーを  保ち続ける事を可能にした  スタッフ、キャスト陣のバランス感覚は  私に「ポルノ映画」の持つ懐深さと  娯楽的サービス精神と良心の間に立った物語の醍醐味を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (ポルノ要素を維持しながら「心和むハッピー・エンド」を  作ることを可能にした作品の一つであるという点も見逃せません。)  まさに「生真面目派ポルノ映画」と呼びたくなる  珍味であると言えるでしょう。  見世物的エロティシズムと上品さ、見せ場主義とストーリー性が  共存可能であることを示した作品の一つである本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。