映画に感謝を捧ぐ！　「ファイアー・フロム・ビロウ」

ＳＦ 映画
　映画弁護人ＧＨＭ（西村哲也）です。 　今回はアンドリュー・スティーヴンス監督・出演の 　「ファイアー・フロム・ビロウ」に感謝を捧げようと思います。 　湖畔で発生した火炎噴射現象の謎に迫る 　人々の運命を描いた本作は 　幕の内弁当的な魅力を放つ災害映画であります。 　１本の災害映画において 　ＳＦ、ホラー、アクションのストーリー＆演出が 　共存するという怪現象は 　私に、貪欲なるアイデアと作り物感満載のＣＧが 　融合する事によって生じる映画的科学反応と 　王道に即しつつ型破りに挑む人々の勇姿を 　目の当たりにする機会をもたらしました。 　（米国の危機を謳いながら個人的事情に走るクライマックスが 　放つブラック・ユーモア風味と 　「勧善懲悪に走らないハッピー・エンド」と 　呼びたくなるような幕切れが 　鑑賞者の想像力をかき立てる点も見逃せません。） 　まさに「ジャンル融合型災害映画」史上屈指の 　珍味であると言えるでしょう。 　災害映画、ホラー映画、冒険映画にありがちな状況が一堂に会し 　軽やかに進行していく姿が心地良い本作と 　生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を！！！。