映画に感謝を捧ぐ! 「デッドマン・ソルジャーズ」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はピーター・ジョン・ロス&ジョン・ホイットニー監督の
「デッドマン・ソルジャーズ」に感謝を捧げようと思います。
謎のモンスターに翻弄される連合軍兵士の運命を描いた本作は
軽量映画的ハッタリと出たとこ勝負主義に彩られた
異色すぎる戦争映画であります。
第2次大戦を舞台とした戦争映画の世界に
強引に「モンスター映画」を挿入し
時間移動を繰り返しながら緩慢に進行していく
ストーリー&演出は
私にアメリカ映画界が「ナチス」に抱くイメージの一端と
戦争映画&モンスター映画における「適正速度」の重要性を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(戦争の理不尽さとホラー映画的商業戦術が入り交じった
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「戦争系モンスター映画」史上屈指の
緩やかなる珍作であると言えるでしょう。
アルバトロス系列ならではの「誇大宣伝戦術」と
戦争ごっこ+ホラーごっご風味溢れる本編が融合することによって
子供の遊び心と大人の知略が入り交じった気配を放つ本作と
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。