映画に感謝を捧ぐ! 「ボスニア戦線」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジェラルド・ヘレロ監督の「ボスニア戦線」に  感謝を捧げようと思います。
ボスニア戦線 FBXC-102 [DVD]
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2014-02-28

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  ボスニア紛争を取材するTVクルーの運命を描いた本作は  「主人公が人を殺さない」・「主人公一行が直接攻撃されない」  数少ない戦争映画の一つであります。  「紛争地帯」サラエボの危険な日常を  不気味なまでのクールさ&和やかさで写し出すストーリー&演出は  私に戦争報道に関わる人々の情熱&狂気と  戦争によって殺戮&破壊が「日常風景」となる恐怖を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (ユーモラスな雰囲気の中に「死臭」を感じさせる  異様な幕切れとなっている点も見逃せません)  まさに「道中系戦争映画」史上屈指の  異色作であると言えるでしょう。  戦闘よりも戦争報道の舞台裏に重きを置くという  大胆不敵な発想が  他の戦争映画とは異なる苦味&恐怖を感じさせる本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。