映画に感謝を捧ぐ! 「クリムゾン(2015年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はシェルドン・ウィルソン監督の「クリムゾン(2015年版)」に
感謝を捧げようと思います。
ハロウィンの日に叔母を訪れた三姉妹の運命を描いた本作は
優等生的でありながらもユーモラスなホラー映画であります。
清々しいまでに「人の意見を聞かない」事によって
状況を悪化させるヒロイン達
閉鎖系ミステリー&ホラーの王道に
米ドラマ「スーパーナチュラル」を融合させたストーリー&アクション
アトラクション風味漂うモンスター造形&舞台が醸し出す味わいは
私に「独善」によって生成されるスリル&サスペンスの醍醐味と
島&ハロウィンの持つ「ホラー的効能」の一端を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(伝説のホラー映画「死霊の盆踊り」を思わせるような
決着&幕切れが
新たなる惨劇の前兆を感じさせる点も見逃せません。)
まさに「お祭り系アトラクション・ホラー」の歴史に輝く
珍作であると言えるでしょう。
閉ざされた島で繰り広げられる
身内びいき感満載の三姉妹と
状況に応じて能力値を変化させるモンスターの対決を
予算&人員を巧みに節約しながら描く姿が
ある種の感動&笑いを呼び起こす。
生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。