映画に感謝を捧ぐ! 「グレイスランド(1998年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はデヴィット・ウィンクラー監督の  「グレイスランド(1998年版)」に感謝を捧げようと思います。  「エルヴィス・プレスリー」と称する謎の男と  事故によって妻を失った男「バイロン」の奇妙な旅を描いた本作は  マニア魂と人情が交錯する道中劇であります。  E・プレスリー&M・モンローへの想いと人生訓  MTV風味と癒し系風味  ユーモアとシリアスが絶妙のバランスで共存する光景は  私に「娯楽的王道と趣味人精神」の平和的共存と  アメリカ史における「E・プレスリー&M・モンロー」の重要性を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (ファンタジー的でありながらも  渋味の効いた幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「人情系道中劇」の雄と呼ぶにふさわしい  作品であると言えるでしょう。  友情、ロマンス、スターへの敬意に彩られたストーリー  スピード感と風景美がバランス良く配合された映像  作品世界の魅力を損なうことなく挿入される  名曲の数々が心地良い本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。