映画に感謝を捧ぐ! 「ゾンビ・ナース」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はマイケル・ハースト監督の「ゾンビ・ナース」に  感謝を捧げようと思います。
ゾンビ・ナース [DVD]
アルバトロス
2009-08-05

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  交通事故にあった後、行方不明となった恋人を探す  女性の運命を描いた本作は  嫌がらせ感に満ちあふれたホラー映画であります。  暴力の行使を抑制し  ヒロインへの精神攻撃を繰り返すモンスターと  ポルノ感覚で恋人を翻弄するゾンビ看護婦を  お化け屋敷風特殊効果を駆使して描くという試みは  私に「粘着質な恐怖」と「淡々とした不快感」に包まれた  時間をもたらしました。  (「恐怖の足跡」・「ジェイコブズ・ラダー」の流れを汲みつつ  ハッピー・エンド的ムードを強化した幕切れとなっている点も  見逃せません。)  まさに「非殺傷系ホラー映画」の一翼を担う  珍作であると言えるでしょう。  ホラー映画の定番と病院への不信感を  融合させたかのようなストーリーと  安物感&見世物感満載の映像が冴え渡る本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。