映画に感謝を捧ぐ! 「俺は銀座の騎兵隊」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回は野口博志監督の「俺は銀座の騎兵隊」に  感謝を捧げようと思います。
俺は銀座の騎兵隊 NYK-805-ON [DVD]
日活 オフィスワイケー
2012-02-29

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 銀座に現れた謎の男「三郎」と     彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は  アイドル映画的能天気さと  胡散臭さに満ちた「銀座」を  満喫させてくれる作品であります。  西洋的クールさと東洋的人情  浮世離れしたファンタジーと庶民性  勧善懲悪アクションと青春劇が  一体となる光景は  私に「異文化&ジャンル交流」の一形態  1960年代文化&日本人の西洋人に対するイメージの一端、  情緒&状況説明に溺れず、軽快に物語を進行させることによって  違和感を緩和し、素直に作品世界を楽しませる妙技を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (シリアスでありながらもブラック・ユーモア風味を感じさせる「決着」と  西部劇スタイルであるにもかかわらず  違和感をほとんど感じさせない不思議な幕切れと  なっている点も見逃せません。)  まさに「日活製アイドル活劇」の雄と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。  西洋人に扮した日本俳優の怪演ぶり  時代を感じさせる挿入曲  和洋折衷感満載のストーリー&アクションが心地良い本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。